2015.2.26
ところが、実際にネイティブから受けた指摘は、私の後頭部をトンカチでガツンと殴られるほどの衝撃でした。そのネイティブの講師は私のエッセイは直すところが多すぎて、最初から全部書き直したほうがいい、というのです。・・・えぇ、一体全体、どこがマズイの?何が間違っているの?と私は食い入るようにこの講師に尋ねました。すると彼は私に忘れられない一言を言いました。
“Your biggest problem is word choice!! –あなたの最大の問題点はワードチョイスですよ-”
このときに初めてワードチョイス、という言葉をききました。当時の私には何のことだかまったくわかりませんでした。ワードチョイスというのは、この状況で、この内容を述べるには、この単語を使わなければいけない、という言葉づかいの基本的なルールです。
私のエッセイは、このシチュエーションでこういう感情、こういう関係を述べたいのに、使うべき言葉を使わず、トンチンカンな言葉を使っている、というのがこのネイティブ講師の指摘でした。ちなみにこのネイティブ講師のジェフ先生は、その後、あらゆるシーンで私の英語力向上を助けてくれる大親友となるのですが、この当時の私の目には、このジェフ先生は、こんなに努力している日本人に、ひどいことをいう傲慢なネイティブ、というようにしか映りませんでした・・・
今にして思えば、なるほど私のワードチョイスはお粗末なものでした。
まず「私はこのプロジェクトを担当しました」、というときに私は、”I was in charge of A project “と書いていました。辞書で「~を担当する」と調べると”be in charge of ”となっていますし、これをそのまま使って、Aプロジェクトを担当する、はこの言い方でまったく間違ってないだろう、と自信満々でこの表現を使っていたのです。