英語難民と英語貴族

2015.2.28

ネイティブとの会話レッスンジレンマ 6ワードチョイスって何?

yukina辞書で調べると、”involve”は含む、内包する、巻き込むということですから、これが受身になった “be involved in”は、含まれる、内包される、巻き込まれる、という意味では?私は一瞬そう思いました。再開発のプロジェクトで、その作業に含まれる、といったら直接の担当者ではなく、単なるアシスタント、ちょっと手伝った、という意味になるのでは?と私は大いに不安になりました。そしてジェフ先生に果敢に反論したのです。

 

「ジェフ先生、私は手伝ったのではなくて、自分が中心になってやったの、私がリーダーになってこのプロジェクトをやったのよ!アシスタントでも何でもなくて、中心になって一から十まで、仕上げたのはこの私なの、私にはその力があるって、それをアピールしたいのよ!!」私は口を尖がらせて、こうジェフ先生に文句を述べました。ジェフ先生は、びっくりしたように私を見て、そして眉間にしわを寄せ、困惑したように私にいいました。

「Yes, this is what you mean, this expression indicates exactly what you want to tell!! だから、そういう意味なんだけど、この表現はまさにあなたがいいたいことを表現している内容なんだけど・・・」

 

多くの日本人の方は、英語がネイティブの外国人と、上記のような状況を体験したことがあると思います。自分のいいたいことはこう、でも相手は一向に私の真意をわかってくれない、何度同じように説明しても、全然、私の真意を解してくれない、一体どうすればいいんだろう・・・、こんな状況で困惑された方は多いのではないでしょうか?

 

この時の私も同じでした。「あぁ、ジェフ先生に私の真意は伝わらない、説明すれども、語れども、どうしても間違った方向に私の意図を解釈してしまう、私はアシスタントなんかじゃない、自分が中心になってプロジェクトを担当したのに、どうしてこんなトンチンカンな英語表現を使えって言うのかしら・・・」

 

私は絶望の気持ちを抱いて、自分のエッセイに”I was involved in the project A”と記載し、泣く泣くこの書類を送ったのです。

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