2019.2.8
英語のプレゼンテーション、足がガクガクする、というかた、必ずその苦手解消できます、あなたのプレゼンスペシャルコーチ、ユキーナ・サントスです。
まずはメンタルのブロックとっていきませんか?
モニターカウンセリングやってます!
今日は、私が最初に英語のプレゼンテーションで成功したときのことを話します。
私の本、「英語貴族と英語難民」でも書いていますが、私はMBA時代に英語で行うプレゼンテーションで大失敗をしました。
人前で大恥をかいて、もう二度と英語話したくないと思ったのです。
それなのに、私が成功したプレゼンとは、ワインクラブの会長として、顧問の教授から予算の承認を得るためのプレゼンでした。
予定がつかめないイタリア人の予定は何度も確認しました。アポを取って行っても裏切られる、こんな事はイタリアではざらにあります。
そんな中で千歳一遇のチャンスをとらえて、その教授の部屋に行きました。当時私はワインクラブの会長でした。一緒にプレゼンに来ると言っていた、役員のクラスメイト達も全員ブッチで、一緒にきませんでした。
私が気をつけたこと、それは中身です。
どんなに英語が上手くても、内容がないものは、誰も見向きがしない、そう思ったのです。
私の中身とは、ワインとイタリア文化に関連するイベントで、どんなことが生徒のためになるのか、どんなことが学校にとってメリットになるのか、そして何が、この教授のためになるのか、これを具体的に明らかにしました。
私が企画しているイベントは、こんなふうにためになる、だからこれをやりたいんだ。これをクリアにしました。
自分でドラフトを作りましたが、英語の表現を最初から最後まで、イタリア人で英語が堪能なクラスメイトにチェックしてくれと頼みました。
Facilitate Contact といった言葉は、この時彼から教わりました。翌日にはそれをそれで暗記して、教授の前で話さなければいけないので、真剣に彼の端一言一言を聞き取りました。だからこうした言葉も、全てその場で覚えました。
英単語は、こんなふうに切羽詰まって、明日それを話さねばならぬ、と言うような瞬間でないと、覚え切れないと思います。崖っぷちにいたから、その場で例文ごと英単語を覚えたのだと思います。
そして彼がチェックしてくれたプレゼンを、発音して覚えました。
教授が自分の目の前にいると思って、教授の表情を思い浮かべながら、ゆっくりと話す練習をしました。
ゆっくりですが、アワアワ・・とならないように、英語がつっかえないで口から出てくるように意識しました。そしておそらく100回近く練習してからでしょう。これで人前で話しても大丈夫だ、と思えるようになりました。
そして教授の前に出て、予算獲得のためのプレゼンテーションをやり切りました。
最初は眉間にしわを寄せて聞いていたこの教授ですが、私が結論を述べると、「よくわかった。この予算を承認するように申請しよう。」と言いました。
私はそこでやっとイタリア語で、Grazie と言ったのを覚えています。
そしてほっとした気持ちで帰り道を歩きました。もう夜おそくになっていました。今と同じ位の季節で、2月のミラノは霧に包まれていました。見上げると三日月のような月が霞んで見えました。
その月を見上げながら、予算が下りなかった時、そしてもう一度直訴に行くときどう言えばいいか頭の中でシュミレーションしました。
日本語よりも先に、英語の表現が次々と自分の頭に浮かんできました。
あぁ、私は今英語で考えることができるようになった。。。そう思うと、嬉しさがひしひしとこみ上げてきました。
これがインプルーブメントimprovement -上達-と言うやつだな、と日本語で考えたのを覚えています。
プレゼンをやるコツ、
とにかく1にも2にも3にも中身、中身を練り込むこと、
それをわかりやすい英語で短い文にすること、
後は繰り返し発音練習して、体にrリズムを沁み込ませること
簡単なようで、実践するのは難しいかもしれませんが、これをやっていると、いち早くインプルーブメントを味わうことができると思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。